2011年3月17日木曜日

Rise up!!!!

地震から6日。
たくさんのことを感じ、考えた。


発生時、自宅マンションにいた。
軽い揺れから徐々に激しくなる揺れ。
次々と倒れていく物、止まらない震動。
その中でただただ壁にしがみつくことしかできず
マンションが倒壊してしまうのでは、
という不安に苛まれながら揺れが収まるのを待つ。


揺れが収まり、最低限の物を持ち
安全の確認をしながら外へ退避。
メールで家族や知人と連絡を取りつつ
twitterなどのネットで情報を得て
少し落ち着いた所で家に戻る。


余震への警戒もしつつ荒れた部屋を片付ける。
その時テレビに映っていた映像に絶句した。
地震だけですら命の危険や恐怖を感じたが
それを遥かに上回るものを感じた。
言葉にならなかった。


家族や知人との連絡が一通り取れ、
それぞれ無事であったことに少し安心した。
生きていることに深く感謝した。
そしてもっと深刻な打撃を受けた地域の方々の無事を祈った。


その後に考えたことは
「自分に何ができるか」
何か少しでも力になりたい。
いろいろと立ち上げられた募金、
呼びかけられている節電、
それらはできた。でも、それだけだった。


募金や節電も自分一人の金額では本当に微々たる物。
たくさんの人を助けるには足りなさすぎる。

その上、訓練を受けていない私は
現地に行って救出や捜索といった作業に携われる訳でもない。



じゃあ自分のやっている音楽で何ができる?
あの惨状の前でははっきり言って音楽は無力だった。
ましてや名の知れたミュージシャンならば
チャリティーイベントなどでたくさんの寄付を集めることができるだろうが、
今の自分はというとそれだけの力はない。
悔しい。歯がゆい。本当に悔しい。


一時はそれでも自分がチャリティーイベントを主催して
少しでも多くの寄付を集めようと思ったが、
今となって落ち着いて考えるとそれは自己満足なのかもしれない。
だってそれを行った所でいくら集まるだろうか?
その準備の為に費やした金額をそのまま寄付した方が良いかもしれない。
ミュージシャンとして、また人間として無力さを感じた。


それと同時に気付いたこと。
「何かをしたい」
その気持ちは大切だが、被災者の方々にとって
今必要なことを考え、それを最大化しないと本末転倒である。
自分の中の熱い想いと、冷静な視点を併せ持たないといけないことに気がついた。


自分の無力さから逃げず、受け止めることで視界は広がった。
被災者の方々にとって一番で効果的なことを考えた上で、
その中で今自分ができることをやっていこうと思う。
復興への道のりの中で役立てることはまだまだあるはずだから。


ただ、この悔しさは忘れない、絶対に。
もちろん二度と同じようなことが起こって欲しくはないが
国内に限らず世界中で大きな災害や紛争があるのも事実。
その時にたくさんの、一人でも多くの人の命を救える人間に、
そして一人でも多くの人の心を救えるミュージシャンになるために、
この与えられた命を日々大切に、力の限り燃やします。


重い荷物を分け合えば軽くなるように
日本中でこの大きな災害を受け止め、乗り越えていきましょう!


最後になりましたが、
非常に危険な原発で命がけで作業をして下さっている方々、
救助や捜索に命がけで当たって下さっている方々、
負傷者の治療を不眠不休でして下さっている方々、
資金や物資を与えて下さった方々に心から感謝致します。


そして何より
亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますと共に、
被災されている方々のご無事と
一日も早い復興をお祈り申し上げます。